「ひだまり・ねっと」のご紹介
我が国では、高齢化社会が進むとともに認知症と診断される方の数は増加の一途をたどっています。それに伴い、認知症の患者さんを介護する方の数も増加し、決して当事者や家族だけの問題ではなくなっています。
認知症は、“正しく理解をすること”、“介護負担を軽くするためにサービスを積極的に利用すること”、“専門職や介護体験者などと交流すること”、など、周囲が前向きに対応することにより、介護の混乱が軽くなり、患者さんご本人の状態も落ち着くと言われています。認知症に関しては、その原因の解明や治療法も、以前よりはかなり進歩してきているものの、依然として根本的に治す方法は見つかっていません。そのために、残念ながら時間とともにゆっくりと進行していくことが避けられない慢性の疾患で、長期にわたる療養生活の間には、様々なストレスやトラブルが家庭内に生じることが多くなります。
認知症の情報はたくさんあふれていて、何が正しいのか分かりにくい、介護している家庭は孤立しがちになる、といった事情から、ご本人への接し方に悩んだり、家庭での介護に行き詰まりを感じているご家族は少なくありません。
そこで、認知症についての知識を得ることと、介護をするうえでの問題や困難への対処方法をともに考えることによって、ご家族のお手伝いができればと考え「ひだまり・ねっと」は発足しました。
対象
認知症と診断を受けている患者さん・利用者さん※の介護をしているご家族
※患者さん・利用者さん ①希望ヶ丘ホスピタルに入院・通院されている方
②エスポアール城西に入所・通所されている方
③居宅介護支援事業所やよいを利用されている方
開催日時・場所など
現時点での予定です。都合により途中で変更になる場合があります。
予定期間 | 4月から9月開始、毎月第3土曜日、全6回 |
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開催場所 | 希望ヶ丘ホスピタル 地域ケアセンター |
開催時間 | 情報提供 13:00~13:40 、グループワーク13:50~15:30 |
費用 | 無料 |
スタッフ | 医師、薬剤師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、管理栄養士、介護支援専門員(ケアマネージャー)がチームを組んで講師やプログラム運営を行います。 |
その他
参加に際しては、参加者の名簿の作成や、患者さんの状態やご家族の介護状況などについて聞かせていただいて記録を作成しますが、個人情報の扱いには細心の注意を払って管理をいたします。
またプログラム中には、患者さんの状態やご家族のお気持ちに関する調査票や、プログラムに関するアンケートにご記入をお願いすることがありますので、是非ご協力をお願いいたします。
お問い合わせ先
参加登録や詳しい説明をご希望の方は、外来看護師かケースワーカーに声をおかけ下さい
希望ヶ丘ホスピタル「ひだまり・ねっと」
0868-22-3158