職員のみなさんへ ~職員の新型コロナ陽性判明について~ 2020/10/30

昨日(10月29日)、病棟職員の新型コロナ陽性が判明しました。すでに圏域で発生していたクラスターが同居家族に派生し、そのための家庭内感染という情報でした。まずはご本人とご家族が順調に回復し、また元気で一緒に働ける日が一日でも早く来ることを全員で祈りましょう。

幸いなことに現時点でのPCR検査結果や健康状態からは、病棟の患者さんや他の職員への感染はないと判断されています。保健所からも、すでに行った対応以上の指示や指導を受けることもありませんでした。これは、

1 体調不良に気づいた当該職員が速やかに申し出て、早退を迅速に指示したこと

2 普段の業務中から対患者さん~職員同士の感染予防対策が適切に実行されていたこと

の結果とも言え、当該職員にも当該部署の職員達にも大変感謝をしているところです。これからも是非、体調不良者の早期把握と感染予防対策の徹底をお願いします。

また、当日は休日にも関わらず参集した各部署のたくさんの職員が一丸となって、患者さんとそのご家族、職員全体への連絡や情報収集、環境消毒、動線変更、関係者全員のスクリーニング検査などを当日中に迅速に終えることができたことも、事態の更なる悪化や病院機能への影響を最小限にとどめることにつながりました。あらためて当院のチームワークをとても心強く思います。感染症対策は99の努力も1つのミスにより破綻してしまうものです。今後も職員全体が心を一つとして取り組んでいきましょう。

これから最低10日前後は、新たな陽性者発生に細心の注意を払いながら業務に当たる覚悟が必要です。慣れない感染防御具や不自由な動線、緊張などで心身が辛くなってしまったときは、遠慮なく所属長に申し出てください。他の部署からも、応援についてのアイディアを積極的に出し合って実行してください。

今後更に陽性者が判明した時には、現在以上の種々の指示や負担が加わることになりますが、今まで通り、助け合い励まし合いながら乗り切っていきましょう。誤解や知識不足による中傷には心を挫かれる必要はありません。これまで以上に「手指消毒」「3密回避」の徹底、また「特に食事などマスクを外している時には、人との距離をとり対面を避けて会話を慎むこと」を一層意識しながら、共に圏域の医療を守っていきましょう。