皆さん、明けましておめでとうございます。

毎年のことですが、年末年始、休み中の勤務で病院を支えて下さった職員の方々、ありがとうございました。2016年の新年を迎えるにあたって、今年の病院のビジョンについてお話しします。

昨年12月28日の理事会で、平成28年度中の病棟のダウンサイズが正式決定されました。今後不要となってくるであろう、患者さんの長期療養や生活の場としての病棟スペースを徐々に削減し、病棟をより純粋な治療の場として力を集中させていくことになります。当然、職員数やコストの削減などの強い痛みも伴いますが、今後の精神科病院のあるべき姿への正しい選択であることは確信していますので、国の政策誘導に先駆けての決断をしました。職員の皆さんの意識改革も含め、病院内・法人内連携の拡充などを包括したプロジェクトとして全力で取り組んでいきたいと考えています。

他にソフト面での大きな事業として、下半期からの電子カルテの稼働開始が予定されています。事務処理の効率化のみならず、多部署での情報共有が可能になるメリットを活かして、同じマンパワーで今まで以上の質や量の業績の達成を期待しています。

平成28年度は本当の意味での病院改革のスタートになるでしょう。近日中に病棟再編のための会議、電子カルテ導入のための委員会を立ち上げます。病院の新しい在るべき姿を、「親身」で「真摯」という」希望ヶ丘スピリットを貫きながら実現していきたいと思っていますので、今年一年もみなさんの理解と協力をどうぞ宜しくお願いします。