明けましておめでとうございます。

 

年末年始、休み中の勤務で病院を支えて下さった職員の方々、ありがとうございました。2015年新年を迎えるにあたって、今年の病院のビジョンについてお話しします。

 

今年予定されている大きな事業計画としては、地域ケア支援センターの建設があげられます。現在のリハビリセンターに代わる建物を運動場に設立し、今後の病院運営の新しい柱になると思われる「地域で生活する患者さんへの支援」の拠点となることを目指します。センターの組織構成や活動内容については、現場の色々な意見や私個人の逡巡もあり、決定が遅れてご迷惑をおかけしましたが、作業所、相談支援・居宅介護支援事業所に加えて、院内の地域連携科と訪問看護科、デイケア科を統合した新たな部署を置き、当初の理念通りに総合的な地域ケア事業を行える体制を整えたいと考えています。それに伴い、センター設立を見据えた院内組織の改編を春以降に計画していますので、職員の皆さんの理解と協力を是非お願いします。

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他に、看護補助者の研修や情報交換のための「助手会」の立ち上げ、年内には病院機能評価更新への着手などを予定しています。また、当院は今後、病院のダウンサイジングとともに、急性期の入退院やアウトリーチ活動、デイケアを活性化して、地域の中核精神科医療機関として存続を目指す方針で、それに沿った外来や病棟の在り方の見直しにも随時取り組んでいきます。今年も厳しい逆風を受けることになりそうですが、良い伝統は残しながら新しい形も模索するという柔軟な考えを持ち寄って、みなさんと力を合わせて乗り切っていきたいと思いますので、今年一年もどうぞ宜しくお願いします。